ミネソタ海外研修 Emerald Spring Dairy クロス換気牛舎、砂の敷料をリサイクル 2017/4/12

4月12日午後、エメラルド・スプリングデイリーを訪問しました。

エメラルド・スプリングデイリーDATA

1000頭搾乳
従業員22名
両親と3人で経営
パーラー 16頭ダブル
1日3回搾乳
平均乳量 41kg
乳脂肪 4.0%
CP 3.1%

エメラルド・スプリングデイリーについて

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写真はオーナーのダリン・ヤングさん33才。

作物は自家生産で、1000頭搾乳、従業員22名で両親と3人で経営しています。

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パーラーは2015年に10頭ダブル→16頭ダブルに増築しました。1日3回搾乳で22時間も搾っています。

牧場の成功の秘訣は・・

1. 良い従業員

2. カウコンフォート

3. 自家産の飼料を持っていること

4. コンサルタントによる栄養分析、設計

仔牛の管理

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仔牛の牛舎は特に換気に気をつけています。奥にあるのは哺乳ロボットで60%が廃乳のパスチャライズ、40%が代用乳で混ぜて与えています。1日最高12リットル給与し56日で離乳します。

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写真の女性は子牛担当のレベッカさん。哺乳ロボットとコンピューターで、ミルクを飲むスピード、摂取量を元に子牛の健康状態を把握しています。

飲むスピードの基準は1リットル/分で、コンピューターを使ってチェックしています。80%以下のスピードになったら体温をチェックし39.4度以上あれば抗生物質を投与します。

クロス換気牛舎

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昨年には新しくクロス換気牛舎を建築しました。656頭飼養しており暑い時期は20℃以上になると自動的にカーテンが全開になり換気扇がフル回転になります。

ここの牧場も単品ではありませんがイーストカルチュアーを含む添加剤を給与していました。

砂のリサイクル施設

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最後に糞尿から砂を取り出すリサイクル施設を見学しました。2週間ほど置いたリサイクル砂はサラサラで臭いは感じられませんでした。90%の砂が再利用できます。


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