はじまりと創業当時の様子

ナスアグリサービスのご案内

ナスアグリサービスのはじまり

株式会社ナスアグリサービスは1975年、すでに飼料産業が成長のピークを過ぎて確実に下降傾向に入ったとき産声をあげました。それも営業社員ひとりからの出発でした。
今だから語れますが、会社がスタートしても、私はアメリカ飼料穀物協会の東京事務所で副代表の職を続けていました。成長がとまった飼料産業で果たしてやっていけるのか不安でした。
会社設立後9ヵ月してようやく私は前職を辞し、フルタイムでナスアグリサービスに関わることになります。

わが社のはじまりは飼料産業が成長期を終えて下降期に入ったときのスタートであったため、どうしたら光明を見いだすことができるのかを考えることがわが社の最初の課題でした。
すでに養鶏、養豚産業は先人たちで満杯です。
そんなとき救いがありました。いずれ抗生物質の力を借りず、天然の原材料で抗生物質に代わるものが脚光をあびるときが来るとの考えに回答をくれたのがオクラホマ大学のセイヤー教授でした。
教授は鶏の栄養学が専門でしたが、イーストカルチュアーを製造するアイオア州のメーカーを紹介してくれたのです。

メーカーのパンフレットを検討した結果、牛への給与に興味を持ちました。
滋賀県大中の湖農協で10ヶ月間の肥育比較試験をやっていただき、パンフレットに記載されたデータと同じ結果がでました。
酪農家にも製品を使っていただくと早い反応がありました。
酪農をお客様にするなら、酪農を勉強しなくてはならないと考えて始まったのが「マッカローの栄養セミナー」でした。

41981年9月 静岡にて マッカロー氏栄養セミナー

マッカローが出発点となってわが社がたどり着いた考えは、お客様に儲けていただく方法を提供することです。この考えが経営理念になりました。

株式会社ナスアグリサービス 創業者
那須伸壽

31991年10月 鹿児島にて 当時の社員一同