ノースフロリダホルスタイン牧場DATA
1980年創立
搾乳頭数4200頭
従業員110名
パーラー:40頭Wパラレル(1990年築)
3名で1時間500頭搾乳
体細胞数10万5千~11万
最大の関心事はカウクーリング
ノースフロリダホルスタイン牧場での最大の関心事はカウクーリング(牛を冷やすこと)である。
当日の気温は27℃程あったがコンピューターで制御された強力なトンネル換気の牛舎、飼槽の上に取り付けられたシャワー、ベッドの上に設置されたミストと換気扇により、牛にとって最高の暑熱対策が施されていた。
![IMG_3073](http://www.nastokyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/06/IMG_3073-510x340.jpg)
![IMG_3077](http://www.nastokyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/06/IMG_3077-510x340.jpg)
![IMG_20160405_145004](http://www.nastokyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/06/IMG_20160405_145004-453x340.jpg)
強力なトンネル換気の牛舎。台風のような風が吹き抜ける。
フロリダではクロス換気ではなく、縦方向に大風量で換気する必要があるとのこと。
トンネル換気のポイント:
・風を大量に動かすこと
・飼槽の上に大粒のシャワーを設置し牛を濡らして冷やす(乳房は濡れない)
・換気扇+ミストでベッドエリアの空気を冷やす
![IMG_20160405_142828](http://www.nastokyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/06/IMG_20160405_142828-453x340.jpg)
飼槽の上に取り付けられたシャワー
![IMG_20160405_143103](http://www.nastokyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/06/IMG_20160405_143103-453x340.jpg)
ベッドエリアを冷やす換気扇とミスト
ホールディングエリア
ホールディングエリアでは下からのソーカーと換気扇で牛がしっかりと冷やされていた。
気温が15℃以上になると換気扇、18℃以上でソーカーもONになるようになっている。
ここでもかなりの牛が反芻していたことから、いかに牛が快適であるかが見て取れた。
![IMG_20160405_150507](http://www.nastokyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/06/IMG_20160405_150507-1-453x340.jpg)
ホールディングエリアで反芻する牛